日本を瞬時にブラックアウト!?新兵器登場


 コンピュータを日常的に使っている身としては、それが停止してしまったら猛烈に困る。仕事が佳境だったりすると、もう頭を抱えるしかなくなる。でも、そうやって頭を抱えているのが、これからテロ行為に励もうとしてたテロリストだったとしたら?

 もちろんそんなに都合よくパソコンが停止するワケはない……と思いきや、そういうことを可能にする技術が登場しつつあるそうだ。ボーイング社の開発している「CHAMP(Counter-electronics High Power Microwave Advanced Missile Project)」というのがそれ。航空機の開発で有名な同社だけど、実は軍用機やミサイル、防衛システムなどの軍事製品を扱う大企業でもある。

 そんなボーイング社の「CHAMP」だが、これはミサイルに搭載される軍用機器。特定の場所にミサイルを打ち込んでCHAMPを起動させると、そこから特定の電磁パルス(EMP)が発射される。すると、その周囲のパソコンをはじめとする電気機器が停止してしまうという仕組み。もちろん戦争なんかに使用されれば、日本全土の電子機器をブラックアウトさせてしまうことだって、できてしまうかもしれないのだ。

 ここで使われるEMPというのは本来、高層大気圏における核爆発(高高度核爆発という)によって生じるもの。EMPの影響で電子機器に過剰な電流が流れることで、誤作動や故障が生じるのだという。このEMPを核爆発なしで発生させるのがCHAMPというわけだ。以前から開発の噂は流れていたのだが、実際に実験も完了しているそうだ。

 2012年10月16日、ボーイング社、アメリカ空軍研究所・指向性エネルギー総局チーム、そしてミサイルメーカーのレイセオン社の関係者が見守るなかで行なわれた実証実験では、CHAMPから発射されたEMPによって、2階建ての建物の内部で、稼働していたパソコンが停止したほか、電力の供給も停止したのだという。

 このCHAMPが軍事危機として完成すれば、特定の建物の内部にあるパソコンや、電子回路を内蔵したその他の機器をひっそりと停止できる。流血の事態を避けつつ、敵対勢力の電子機器を停止することで、戦力を削ぐことができるというワケだ。


 現在戦闘が起これば、コンピュータが1つの大きな戦力となるのは間違いない。それを一方的に停止できるとしたら……。このCHAMPが、平和に貢献すればうれしいことだが。



一方的にパソコンなんかの電子機器を止めることができる夢のミサイルが現実に登場しそう、という話。



要は電磁パルス発生装置をミサイルに搭載するってことですね。



そそ。映画とかでさ、急にいろんな機械が止まっちゃって使えなくなったりするシーンがあるじゃない? あと、クルマのエンジンが急に止まったり、リスタートできなくなったり。



ああ、確かにありますね。クルマもいまは電子制御ですものね。ああいうのって電磁パルスで止まってるワケですか。



いや、映像の中では理由は知らないよ(笑)。フィクションだろうし。でも、そういうことが実際に可能になるってことさ。このCHAMPで。



確かに、戦闘の中で流血が少なくなるのは確実でしょうね。テロリストの拠点を先制制圧することもできるかも、ですね。



まあそういうこと。高高度核爆発で発生するEMPは数キロ範囲に及ぶそうだけど、人工的なEMPの影響が及ぶ範囲は数百メートルが限度らしいから、遠隔地ならミサイルに搭載して打ち込まなきゃならないみたいだけどね。



ミサイルに搭載するってのがちょっとアレですね。着弾したときどうなるのかなあ……? それはともかく、僕も仕事がイヤなときにはCHAMPを使って全社のPCを停止してみたいものですよ。



それじゃキミがテロリストじゃないか(苦笑)。バカなことを言っていないで、普通に仕事に励んだほうが早いと思わないかい? さあ休憩終了だ。

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